飛行機の上空待機【ホールドする】

運航知識

どーもハシです!

みなさん、天気が悪い日に飛行機に乗ったことありますか?

例えば、A空港に向かっている飛行機があったとします。

飛行機は順調にA空港近くまで飛行してきましたが、A空港は霧に覆われており、上空から滑走路が見えない状態です。

飛行機はA空港に着陸できないので、近くのB空港に着陸しました。

ハシ
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この例では、A空港に到着予定だった飛行機が天候の影響でB空港に着陸していますよね。


この例のように

当初の目的地に着陸せず、他空港に着陸することをダイバートするといいます。


ただ、飛行機はすぐにB空港にダイバートするのではありません。

A空港に着陸できるチャンスをうかがうために、飛行機はA空港付近で天候が回復するまで上空待機します。

本日は飛行機の上空待機についてご紹介します。

上空待機とは

飛行機が悪天候などで目的地に着陸できない場合は、上空待機をします。


上空待機することを航空業界では【ホールドする】といいます。


飛行機は浮くための力である「揚力」を得るために、常に前に進む必要があります。

ハシ
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車のように停止して待つことはできません


そのため、飛行機は上空をぐるぐる回りながら、上空待機します。



上空待機する場所は各空港で定められています。


天気が悪い日には多くの飛行機が上空待機を行なうため、上空がかなり混雑します。


そのような場合には、ある地点で複数の飛行機が待つことがあります。

その際は、高度差をつけて上空待機します。


(例)A便は高度6000FT・B便は4000FTで上空待機する

上空待機する要因

上空待機する代表的な要因として

  • 悪天候
  • 滑走路点検
  • 上空の交通混雑


が挙げられます。


悪天候は雷雲が目的地上空にかかっている時や空港が霧に覆われている時などです。

ハシ
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飛行機のドラマや映画で悪天候のシーンはよくありますよね!


>> 飛行機・空港に関するドラマと映画をご紹介【おすすめの作品です】


雷雲に入ると機体が損傷する可能性があります。

霧のときは滑走路が見えないので安全に着陸できません。


このような悪天候時に、飛行機は天候が回復するまで上空待機をします。



滑走路点検は飛行機が鳥に衝突した際などに行われます。


滑走路点検中は滑走路を使用することができないため、到着間近の飛行機は点検が終わるまで上空待機になります。

出発便も同じく、点検が終了するまで滑走路を使用することができないため、出発待機となります。


落雷の影響で滑走路に穴が開いて、滑走路を閉鎖したケースもありましたよ。

ハシ
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滑走路に穴が開いている状態で着陸するのは非常に危険ですよね


その事例が発生したときは到着便の多くは上空待機したのち、ダイバートしました。



上空の交通混雑は滑走路点検などで上空に飛行機がたまることをいいます。


着陸の順番を管制官が決定し、自分の順番が来るまで上空待機します。

交通混雑による上空待機は羽田空港や福岡空港のような、飛行機の離発着が多い空港でよく行われています。

>> なぜ飛行機の出発が遅れるの?航空管制からの出発待機指示とは

まとめ

自分の乗っている飛行機が上空待機をすると不安になりますよね。

ただ、上空待機は安全に着陸するために行なわれますのでご安心ください。

ハシ
ハシ

飛行機が上空待機した際には、この記事を思い出してください!