飛行機が揺れるのはなぜ?【晴れていても揺れるのには理由があります】

運航知識

どーもハシです!

みなさん、飛行機に乗ってて大きく揺れたのを経験したことはありませんか?

飛行機が突然揺れる時って、かなりドキッとしますよね。

飛行機は様々な理由で突然揺れることがあります。

本日は飛行機が揺れる理由についてご紹介します。

積乱雲


揺れる要因の代表的なものとして積乱雲が挙げられます。

ハシ
ハシ

夏の時期によく見かける入道雲です


みなさんも夏の夕立でびしょ濡れになった経験が一度はあるのではないでしょうか。


少し専門的な話しになりますが、夏は太平洋高気圧からの暖かく湿った空気が上昇していくことで積乱雲が発生します。


積乱雲のなかでは雷や雹が発生しているため、パイロットは積乱雲には入らないように飛行しているんです。

>> 遅れや欠航の可能性!?雷が飛行機や空港ハンドリングに与える影響


しかし、積乱雲の上昇気流により激しく空気が対流している影響で、たとえ積乱雲を避けたとしても、近づくだけで飛行機は揺れてしまいます。



特に夏の時期、パイロットは積乱雲の位置や動きには最新の注意を払っています。


出発前のブリーフィングでも天気図の解析を行ない、積乱雲が発生する可能性が高いか低いかを入念に確認します。

ハシ
ハシ

積乱雲が発生する可能性が高い場合は上空待機できるように、通常よりも燃料を多く搭載するといった対応を取ります



また、飛行中も逐一目的地の天候を確認しています。


ディスパッチャーやオペレーション担当者は積乱雲の位置や大きさ、動きなどの情報を無線やACARS(航空機空地データ通信システム)を使用して、上空のパイロットへ最新の情報を伝えます。


その情報を得たパイロットは上空で待機、または積乱雲の動きが遅く燃料がもたない可能性があると判断した場合は、DVT・ATBの対応を取ります。

>> 飛行機の上空待機【ホールドする】

CAT

ハシ
ハシ

急にネコの話しを始めるのではありません(笑)


CATとは航空業界の専門用語の一つで、Clear Air Turbulenceの略です。

日本語では「晴天乱気流」といいます。


CATは雲もないのに突然揺れる現象です。

CATには上空で強く吹いているジェット気流が大きく関係しています。


このジェット気流、速い時には秒速100メートルにも達します。


飛行機が離陸して上昇している際にジェット気流に近づくことで急激な風速・風向の変化があるため、飛行機が揺れるんです。


また、山岳波の影響で揺れることもあります。

山岳波とは、強風が山を越える時に風下側で発生する気流の波のことです。

この気流の波に飛行機が当たることで揺れることがあります。

まとめ

飛行機が揺れる理由についてご紹介しました。


パイロットは飛行機の揺れに対して、とても神経を使っています。

飛行前に天気図や風の情報、ジェット気流がどの地点を通っているかなどを入念に確認しています。

>> 【パイロットが必ず見る】空港ピンポイントの天気予報


また、ディスパッチャーや運航支援者は自社便や他社便の最新の揺れの情報をパイロットに伝えることで、運航の手助けをしています。

>> ディスパッチャーとして働くためには

ハシ
ハシ

多くの人が運航の安全を守るために行動していますので、飛行機が揺れてもご安心ください!