飛行機が安全に着陸するための装置【ILS】について

運航知識

どーもハシです!

みなさん、ILSという装置を知っていますか?


恐らく、ほとんどの方が知らないと思います。

ILSは飛行機の運航に大きな影響を与えています。


ILSのおかげで、飛行機は安全に着陸できるといっても過言ではないほど、重要な装置です。

本日は飛行機が安全に着陸するための装置【ILS】についてご紹介します。

ILSとは

ILSはInstrumental Landing Systemの略です。


よくわからないですね(笑)

日本語訳すると「計器着陸装置」です。


ILSとは

着陸態勢に入った飛行機に対して、空港付近から電波を発して着陸まで誘導する装置です。

ハシ
ハシ

飛行機が安全に着陸できるよう滑走路まで誘導する装置ということです!



ILSは以下の3つの装置で構成されています。

  • ローカライザー
  • グライドパス
  • マーカービーコン


この3つの装置がそれぞれ異なる電波を発します。


着陸態勢の飛行機がその電波を受信することで、自分がいまどの位置にいるのかを把握でき、安全に着陸することができるんです!


ILSを構成している3つの装置がそれぞれどのような役割を果たしているのかについてご紹介します。

ローカライザー

ローカライザーは着陸する滑走路の奥に設置されている装置です。


ローカライザーは

・滑走路の中心線から少し右側にずらした方向

・滑走路の中心線から少し左側にずらした方向


この2か所へ異なる周波数の電波を発しています。


飛行機はその2つの電波を受信することで、現在地が滑走路中心線からどれだけずれているのかを知ることができます。


このようにローカライザーは、飛行機へ左右方向のずれを知らせる役割を担っています。

グライドパス

グライドパスは着陸する滑走路のわきに設置されている装置です。


グライドパスは

・着陸経路の少し上側にずらした方向

・着陸経路の少し下側にずらした方向


この2か所へ異なる周波数の電波を発しています。


飛行機はその2つの電波を受信することで、現在地が着陸経路から上下方向にどれだけずれているのかを知ることができます。


このようにグライドパスは飛行機へ上下方向のずれを知らせる役割を担っています。

ハシ
ハシ

ローカライザーは左右のずれ、グライドパスは上下のずれを知らせる装置ということです!

マーカービーコン

マーカービーコンは滑走路の端から約300メートル・約1キロメートル・約7キロメートルの3地点に設置されている装置です。


3つのマーカービーコンは上空に向かって電波を発しています。

飛行機はこの電波を受信することで、着陸地点までの距離を知ることができます。


このようにマーカービーコンは飛行機へ滑走路までの残りの距離を知らせる役割を担っています。

まとめ

ILSについてご紹介しました。


ローカライザー・グライドパス・マーカービーコン、これら3つの装置から発せられる電波を受信することで、飛行機はより安全に着陸することができるということです。


特に、天気の悪い日にILSは有効です。


天気が悪く霧が出ているようなときにILSの装置が故障などで使えない場合、飛行機は着陸することが難しくなります。


本日ご紹介したILSは飛行機のドラマや映画でもよく出てきますので、興味のある方は着陸シーンを注意して見てみてください!

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これからパイロット・管制官・ディスパッチャーを目指す方々は必ずILSについて勉強することになります。

ハシ
ハシ

この記事を読んでILSについて少しでもイメージできるようになれば嬉しいです