遅れや欠航の可能性!?雷が飛行機や空港ハンドリングに与える影響

運航知識

どーもハシです!

飛行機の運航に影響を与える自然現象はいくつかあります。

雨が降ると滑走路が滑りやすくなったり、強風が吹くと飛行機が着陸態勢を維持できなかったりします。

そのなかでも雷は飛行機の運航や空港でのハンドリングに大きな影響を与えます。

本日は雷が飛行機や空港ハンドリングに与える影響についてご紹介します。

飛行機への影響


飛行機は可能な限り雷雲を避けて飛行します。


飛行機の機首の内部には「気象レーダー」が取り付けられており、電波の反射を使って雷雲の位置を調べながら飛行しています。

ハシ
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なので、気象レーダーが故障してしまった飛行機は悪天候の日には使用できません


ただ、飛行中に被雷したとしても飛行し続けることができます。

飛行機のドラマや映画でも被雷して飛行を続けるシーンありますよね。

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なぜ被雷しても飛行ができるかというと、飛行機には電気を逃がす装置が付いているからです。

その装置を「スタティックディスチャージャー」と言います。


このスタティックディスチャージャーのおかげで、飛行中に被雷しても機内に大きな影響は出ません。


ただ、通信機器や外装が損傷している可能性があるため、被雷した飛行機は到着後点検作業が必要になります。

空港ハンドリングへの影響


飛行機が被雷してもスタティックディスチャージャーのおかげで安全に飛行できることは説明したとおりです。


ただ、雷は空港でのハンドリングには大きな影響を与えます。


まず、雷雲の大きさや動きについては、各航空会社のオペレーション担当者が気象レーダー等で常にチェックしています。


オペレーション担当者はその情報から「雷雲が空港にかかる可能性があるか」「何分後に空港に雷雲がかかるか」などをグランドスタッフやグランドで働いている整備士、グランドハンドリングスタッフに無線で伝えているんです。


そして、空港に雷雲がかかった際には、オペレーション担当者は地上作業の中断をそれぞれの係員に無線で伝えます。


無線を聴いた整備士やグランドハンドリングスタッフは安全な場所に避難をします。

>> グランドハンドリングの大変さをご紹介

ハシ
ハシ

整備士やグランドハンドリングスタッフが避難するとどうなるでしょうか?


飛行機が着陸した後に駐機場に誘導する係員がいないですよね。

なので、飛行機はたとえ着陸したとしても駐機場に入ることができません!


着陸した飛行機は誘導路などの空いている場所で、雷雲が通り過ぎて地上作業が再開されるまで待つことになります。


グランドスタッフは地上作業中断の無線を受けた後、アナウンスで地上作業を中断していることをお客様に伝えます。


飛行機が駐機場に入れないということはその分、折り返し便の出発時刻が遅れるということになるので、アナウンスでお客様に知らせる必要があるんです。

まとめ

雷が飛行機や空港ハンドリングへ与える影響についてご紹介しました。

係員の安全を考えて地上作業を中断してますので、雷の影響で飛行機が遅れた際にはご理解していただけると嬉しいです。