速度に種類がある?飛行機の離陸について

運航知識

どーもハシです!

飛行機の離陸する瞬間ってドキドキしませんか!?


あの特有のフワッと体が浮くような感覚がありますよね。

あの浮くような感覚が好きな人もいれば、苦手な人もいますよね(笑)


飛行機が離陸する瞬間はパイロットにとって非常に神経を使う瞬間です。

本日は飛行機の離陸についてご紹介します。

飛行機はなぜ浮く?

飛行機は「翼」を利用することで飛ぶことができます。


飛行機の翼は、翼の前方から来る風の力を利用して飛びます。

前方から来る風を受けることで、翼の上側を向く力を発生させることができます。


この飛行方向に対して垂直な力を「揚力」と呼びます。


この揚力は飛行機の速度が大きいほど大きくなります。



ただ、滑走路の長さや安全上の理由により、飛行機が離陸時に出すことができる速度には限界があります。


そこで、より大きな揚力を生み出すために利用するのが「フラップ」という装置です。



揚力は飛行機の速度が大きいほど大きくなると紹介しましたが、速度以外にも揚力を大きくする方法があります。

それは翼の面積を大きくすることです。

ハシ
ハシ

離陸する際、飛行機の窓側の座席に座って翼を見たことある人いませんか?


駐機場を出発して離陸するまでの間、翼を見ていればわかりますが、あるとき翼が大きくなる瞬間があります。


それはフラップを下ろした瞬間です。


フラップとは主翼の後部についている装置で、離陸時に下ろすことで主翼の面積を大きくし、より大きな揚力を得ることができる装置です。


飛行機のドラマや映画でもフラップという単語はよく出てきますよ!

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ハシ
ハシ

飛行機の翼が見える窓側の席だとよく見えますので、興味のある方はぜひ見てみてください



ただ、それだけでは飛行機は浮き上がりません。

上昇するためには飛行機の機首を持ち上げないといけません。


機首を上げるために使用するのが「エレベーター」という装置です。


エレベーターとは水平尾翼の後部についている翼であり、これを上下に操作することで揚力の大きさを変化させることができます。


離陸する際に、このエレベーターを上げることで水平尾翼に発生する下向きの揚力を大きくさせます。


そうすることで、機体の後部が下側に押し付けられ、機首が持ち上がります。

ハシ
ハシ

結果、主翼に角度が付き発生する揚力が大きくなり、飛行機は浮かび上がることができるんです

V₁(離陸決心速度)

飛行機が駐機場を出て滑走路に入ると、いよいよ離陸です。


管制官から離陸の許可を得た飛行機は、離陸するために徐々に速度を上げていきます。

速度を上げていく中で、離陸を決心する速度があるんです。


その速度のことを離陸決心速度(V₁)といいます。


このV₁とよばれる速度を超えた後に、エンジンの一部が停止したとしても飛行機は離陸を続行しないといけません。


なぜなら、V₁を超えた後にブレーキをかけて止まろうとしても滑走路をオーバーランしてしまうからです。

ハシ
ハシ

飛行機はエンジンの一部が停止したとしても安全に離陸することができるのでご安心ください!



V₁に達する前に飛行機に不具合が生じた場合は離陸を中断します。

離陸を中断することを航空業界ではRTO(Reject Take Off)といいます。



滑走路の長さや飛行機の重さによりV₁の速度は変化します。

V₁はだいたい時速260キロメートルほどです。

VR(機首上げ開始速度)

V₁は離陸を決心する速度ですが、実際に機首の引き上げをする速度もあります。


その速度を機首上げ開始速度(VR)といいます。


VRの速度に達すると、パイロットは水平尾翼のエレベーターを上げます。

そうすることで、水平尾翼に発生する下向きの揚力を増大させ機首を持ち上げることができます。


VRはだいたい時速300キロメートルほどです。

まとめ

いかがでしたか?

飛行機に乗った際には、ぜひ離陸の瞬間にも注目してみてください!