緊急事態!?飛行機の燃料放出とは

運航知識

どーもハシです!

飛行機は上空で燃料放出することがあります。

なぜ上空で燃料放出するの?燃料放出して大丈夫?と思ってしまいますよね。

本日は飛行機の燃料放出についてご紹介したいと思います。

燃料放出をなぜするの?


出発地空港を離陸した飛行機が急病人の発生や飛行機のシステム不具合などで出発地空港にすぐに引き返すことがあります。


離陸後、出発地空港に引き返すことを航空業界の専門用語で「ATB(Air Turn Back)」と言います。
※離陸前にSPOTに引き返すことは「GTB(Ground Turn Back)」と言います。


国内線の飛行機であればそのまますぐにATBすることができますが、国際線の飛行機となるとすぐにATB できない場合があります。


なぜかというと、国際線の飛行機は離陸時の重量が重たいからです。


飛行機には着陸時の重量制限があります。

飛行機は機種ごとに最大着陸重量が決められているんです。


最大着陸重量は飛行機の構造上の強度によって決められているため、安全に着陸するためにもこの最大着陸重量を超えて着陸することは原則できません。

国内線の飛行機は搭載する燃料も少なく、飛行機の重量もそこまで重くなりません。


対して、遠距離の国際線は搭載する燃料もとても多くなるため、飛行機の重量も重たくなります。

そのため、遠距離の国際線が離陸後すぐにATBする際には燃料放出が必要になる場合が多くなるのです。

では、上空で飛行機の重量を軽くする方法はどんな方法があるでしょうか?

お客様の荷物や運送業者の貨物を放出するわけにはいかないですよね(笑)
もしそんなことしようもんなら、クレーム半端ないですよね(笑)

そうです。
上空で飛行機の重量を軽くする方法は、燃料を放出するしかないんです。

燃料放出はどこでするのか


燃料放出は海上もしくは原野で行われます。

また放出された燃料は空中で気化します。

燃料放出する高度もある一定の高度以上で指定されるため、放出された燃料が地上に落ちてくることはありません。

まとめ

飛行機の燃料放出についてご紹介しました。

燃料放出は安全に着陸するために必要なことだとわかっていただけたら嬉しいです!