管制官は英語がペラペラでなくても問題ない!?航空無線でのルール

空港で働く

どーもハシです!

日本の上空には毎日多くの飛行機が飛んでいます。

その飛行機の動きをコントロールし、上空の交通整理を行なっているのが管制官です。

管制官とパイロットは無線でやり取りをしていますが、航空無線にはいくつかのルールがあります。

本日は航空無線のルールについてご紹介したいと思います。

フォネティックコード

管制官とパイロットのやり取りでは、多くの地名や便名、ウェイポイントが使われます。

ウェイポイントとは航空路のある地点の名前のことです。


地上でも「渋谷」「銀座」など地点で名前がありますよね。

それと同じように、上空にも地点ごとにウェイポイントがあり、アルファベット5文字で名前が付けられています!

ハシ
ハシ

ウェイポイントの名前ってけっこうユニークな名前が多いです(笑)



例えば、福岡上空には「KIRIN」「EBISU」「MALTS」といった名前のウェイポイントがあります。

キリン、エビス、モルツと言ったらビールですよね(笑)



他にも大阪上空には「HONMA」「KAINA」という名前のウェイポイントがあります。

ハシ
ハシ

合わせると「ほんまかいな」になります(笑)


このようなウェイポイントを航空無線ではやり取りをしますが、そのときにフォネティックコードを使うことがあります!


フォネティックコードとは航空無線で使う、アルファベットの特別な読み方のことです。


「A」はみなさん「エー」と読むと思いますが、航空無線で「A」は「アルファ」と呼びます。

「B」は「ビー」ではなく、「ブラボー」と読みます。


これをフォネティックコードと呼びます。


先ほど紹介した「KAINA」で説明すると、管制官がパイロットに対して「KAINAのポイントに向かいなさい」と指示したとします。


その際にパイロットが「KAINA」のポイントの綴りがわからなかったとします。

ハシ
ハシ

日本の上空を飛んでいるのは、日本の飛行機だけではないですからね


その際に管制官は正しく綴りを伝えるために、パイロットに対して

「K(キロ)A(アルファ)I(インディア)N(ノベンバー)A(アルファ)」

と伝えます。


フォネティックコードは「BとD」「IとY」のように読み方が似ているものを聞き間違いないように作られています。

【フォネティックコードの読み方】

A(アルファ)B(ブラボー)C(チャーリー)D(デルタ)E(エコー)F(フォックストロット)G(ゴルフ)H(ホテル)I(インディア)J(ジュリエット)K(キロ)L(リマ)M(マイク)N(ノベンバー)O(オスカー)P(パパ)Q(ケベック)R(ロメオ)S(シエラ)T(タンゴ)U(ユニフォーム)V(ビクター)W(ウイスキー)X(エックスレイ)Y(ヤンキー)Z(ズール)

高度・数字の読み方

高度の表現にはAltitude(アルティチュード)とFL(フライトレベル)の2種類があります。


簡単に言うと、14000FT以下はALT・14000FT以上はFLで表します。

6700FTを航空無線で使うときは「シックスタウザントセブンハンドレット」と読みます。

37000FTは「トゥリーセブンジロ」と読みます。


また、数字の読み方にも一桁ずつ読むというルールがあります。

例えば、「19」は「ナインティーン」ではなく「ワンナイナー」と読みます。

航空無線で相手を呼ぶときのルール

航空無線で相手を呼ぶときにもルールがあります。


まず、各航空機・各管制機関にはコールサインと呼ばれる個別の呼び出し符号が付けられます。

全日空は「All Nippon」日本航空は「Japan Air」といったものです。


管制機関のコールサインは、羽田の地上の飛行機に指示を出す部署を「Tokyo Ground」羽田の離着陸の指示を出している部署を「Tokyo Tower」というのがあります。


また呼び出し方は

  • ①相手局のコールサイン
  • ②自局のコールサイン
  • ③メッセージ

この順番になります。


例えば全日空000便が羽田空港を出発したいときには

パイロット
「Tokyo Ground,All Nippon000 request push back」
「東京グランド、全日空000便です。プッシュバックの許可を願います。」

管制官
「All Nippon000,Tokyo Ground push back approved」
「全日空000便、こちら東京グランドです。プッシュバックを許可します。」

といった感じです。


飛行機のドラマや映画を見る際には、管制官とパイロットのやり取りに注目してみてください!

>> 飛行機・空港に関するドラマと映画をご紹介【おすすめの作品です】

まとめ

ご紹介したように航空無線のやり取りには様々なルールがあります。

英語でやり取りしますが、決まったフォーマットでやり取りをしているため、必ずしも英語がペラペラでないといけないというわけではありません。

ただ、管制官になるための試験では英語の問題もありますので、管制官を目指す方は英語をしっかり勉強しておきましょう!