火山灰が飛行機の運航に与える影響

運航知識

どーもハシです!

日本には多くの活火山があります。

特に、九州にある阿蘇山や桜島は空港の近くにあるため、噴火すると飛行機の運航に大きな影響を与えます。

火山灰の影響で飛行機が欠航するというニュースを見たことある方もいるのではないでしょうか。

本日は火山灰が飛行機の運航に与える影響についてご紹介します。

ハシ
ハシ

写真は熊本県の阿蘇で撮りました!

火山灰の特徴

噴火中の火山の噴出物の粒子は大きいため、飛行機のレーダーや管制用のレーダーに映る可能性はあります。


ただ、噴煙が風に流されて大気中に広がることで、火山灰の粒子が小さくなり、レーダーに映らなってしまいます。


日没前はパイロットが目視で噴煙を確認できるため、避けて飛行することができますが、日没後では目視での確認ができません。

ハシ
ハシ

そのため、噴煙が空港方面に流れている場合、夜の便は欠航になる可能性が高くなります


また、夜中に火山灰が降る予報の日には飛行機をエバックさせることもあります。

飛行機のエバックについてはこちらの記事をご覧ください。

>> 【避難】飛行機のエバックとは【EVAC】

どんな影響があるのか


火山灰は飛行機の運航に大きな影響を与えます。


火山灰にはガラスの原材料などとして使われる珪素(ケイ素)というものが含まれています。

この珪素が飛行機のエンジンの中に入ってしまうと、エンジンの熱で溶け、その後に冷えることでエンジン内部にくっつきます。


火山灰がくっつくことで、エンジンの性能に影響を与える可能性があるんです。


また、火山灰が飛行機のピトー管に詰まる可能性もあります。

ピトー管とは飛行中の気流を検知するための管のことで、主に機首の側面に取り付けられています。

ハシ
ハシ

映画「ハッピーフライト」を見たことある方はピトー管について知ってるかと思います!


>> 飛行機・空港に関するドラマと映画をご紹介【おすすめの作品です】


自動車はタイヤの回転数を図ることで、時速何キロ出ているのかを計測しています。


対して、飛行機は空を飛んでおりタイヤが地面に接していないため、タイヤの回転数で速度を計測することはできませんよね。


どうやって速度を計測しているのかというと、飛行機は飛行中、ピトー管の先端から受ける気流の圧力からピトー管の側面にある小さな穴で計測した圧力を差し引くことで速度を計測しています。

ハシ
ハシ

なんだか複雑な話ですよね…


ピトー管は空気の流れから飛行機の速度を計測している装置と思ってください!


もし、ピトー管に火山灰が詰まってしまうと、飛行機の速度が正しく計測できなくなり運航に重大な影響を与えます。

他にも火山灰の粒子が機体や窓に傷を付けたり、エンジンに損傷を与えたりする可能性もあります。

ハシ
ハシ

なので、飛行機は火山灰を避けて飛行しないといけないんです!


熊本や鹿児島に向かうパイロットは飛行前に火山灰の量や動きを入念に確認し、飛行中も航空無線やACARSを使用して、ディスパッチャーや空港のオペレーション担当者から常に火山灰の最新情報を得ています。

>> ディスパッチャーとして働くためには

まとめ

火山灰が飛行機の運航に与える影響についてご紹介しました。

飛行機の運航はなによりも安全が優先されますので、火山灰が影響しての欠航はやむを得ないことだとわかっていただけると嬉しいです。